ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.6.29 17:39日々の出来事

ケネス・ルオフ氏との対談を終えた

アメリカの歴史家・日本の皇室研究の第一人者である
ケネス・ルオフ氏との対談が終わった。

じっくり話し、じっくり応えるという、とことん丁寧
な議論、しかも歴史認識や、アジア外交や、昭和天皇
の戦争責任に関しては意見を異にしていながら、
なおも折り合える点を探し抜こうとする礼節ある議論、
お互いの自己欺瞞は許されない鋭い議論、非常に面白く、
楽しく、凄い対談だった。

秘書みなぼんの感想では、日本人VSアメリカ人の
もっとも誠実な議論だったということだ。

お互いに「勉強になった」と認め合う親密な対談に
なったし、わしは言葉の壁さえなければ、日本人より
アメリカ人との方が気が合うのかもしれない。
ルオフ氏が日本語を使ってくれたので、とてもありが
たかった。

八木秀次が「WiLL」でルオフ氏の批評を書いていたが、
「朝日新聞が推すからサヨクでハーフ天皇が狙いだ」
みたいな、馬鹿の見本みたいな評価しか出来ていない。
ルオフ氏は、国家は必要であり、国家のために戦った
兵士には敬意を払うべきという考えで、和製リベラル
とは全く違う。

ルオフ氏は派閥が嫌いで、権威主義が嫌いで、個人
主義の人だから、わしを対談相手に指名してくれた
のだ。

このルオフ氏を招いて「ゴー宣道場」が出来ないかと
考えたが、次にルオフ氏が来日するのが即位礼正殿の
儀の前後になる。
したがって10月13日予定だった「ゴー宣道場」を
一週間ずらし、10月20日開催に変更しようかと考え
ている。
確定したら、あらためて発表する。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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